目次
フォークリフトの資格・履歴書への書き方
転職時に欠かせないのが履歴書です。
フォークリフトの資格は資格欄に書ける重要なモノ…履歴書の資格欄への書き方について解説します。
正式名称で記入すること
基本的に履歴書に書く資格は、正式名称で記入します。
フォークリフトの資格を履歴書に記載する時には
- フォークリフト運転技能講習 修了
と書きます。
中には講習を受けていないけれど、1t未満のフォークリフトを運転していたという人もいるはず。
1t未満のフォークリフトは、フォークリフトの免許保持者から指導を受けることで操作ができると定められています。
その場合は、
- 小型フォークリフト特別教育 修了
と記載しましょう。
自分の資格がどちらになるのかを確認し、間違いのないように記載してください。
実務経験などは自己PRに書く
実際にフォークリフトを使用して仕事をしていた人は、自己PRの部分や志望動機に実務経験を書くようにしましょう。
フォークリフトにはさまざまな種類があり、資格を活かせる職場も複数あります。
どんな職場で、どんな業務に、何年位従事していたのかなどを書くことで、フォークリフトが必要な転職先にはアピールポイントになります。
資格欄には正式名称を、実務経験に関しては自己PRや志望動機に書くというポイントを覚えておいてください。
フォークリフトの資格を活かしたおすすめの転職先
フォークリフトはさまざまなシチュエーションで必要とされるため、複数の業界・所億種で活躍することが可能です。
『フォークリフトの運転経験を活かして転職をしたい』と考えている方におすすめの転職先をご紹介します。
物流倉庫
物流業界の倉庫は、フォークリフトが欠かせない現場の一つです。
- トラックからの荷下ろし・積み込み
- 倉庫内での保管・移動
などにフォークリフトを使用します。
物流倉庫で扱う荷物は多くの種類があり、形状もさまざまです。
フォークリフトには主に
- カウンターバランスフォークリフト
- リーチフォークリフト
- ウォーキーフォークリフト
の3種類がありますが、倉庫の広さや扱う物によってどのフォークリフトを使うかが決まってきます。
トラック運転手
トラック運転手も、運ぶ荷物によってはフォークリフトが必要です。
トラックへの積み込みや荷下ろしの際に、フォークリフトを使うことがあります。
トラック運転手には職種が複数ありますが、中にはフォークリフトの資格が必須というケースも少なくありません。
荷下ろし場所が狭いことも多く、フォークリフトの技術が求められることが多い現場といえるでしょう。
製造工場
食品・機械部品などの製造工場でもフォークリフトは欠かせません。
製造工場などでは、多くの時間帯は工場内での別の業務を行い、運搬が必要な際にフォークリフトを操作するというケースが多いのが特徴です。
製造工場もさまざまな業界があるため、扱う荷物の重さ・形状・大きさなどが異なります。
建築現場
大きな資材を扱うことの多い建築現場でも、フォークリフトは活躍します。
トラックから資材を下ろしたりするだけではなく、産業廃棄物の処理を行うトラックへの積み込みなども必要です。
建築現場は扱う資材が大きく、重さもあるため小型フォークリフトでは賄いきれない部分があります。
講習を受けて資格を取得することが必要な職場の一つです。
【履歴書の例文】フォークリフトの資格を活かした志望動機の書き方
フォークリフトの資格を活かした転職を行う場合、履歴書はアピールができる絶好のチャンスです。
志望動機は履歴書の中でも『どう書いたら良いのかわからない』という人が少なくない場所。
フォークリフトの資格をどうアピールすれば良いのか、書き方のポイントを解説します。
①経験を軸に考える
フォークリフトの資格を活かした志望動機の場合は、まず自分の経験を軸に考えることが大切です。
経験の棚卸しを行い、以下の項目を明確にしてください。
- 取得したフォークリフトの資格の種類
- フォークリフトを使用していた業界・現場
- どんな物を扱っていたか
フォークリフトが必要な業界は複数あるため、『資格を取得している』というだけでは、どのくらいの経験があるのかわかりません。
自分の経験やスキルを棚卸しし、その中でアピールできるポイントをピックアップしていきましょう。
②適性を前面に出す
フォークリフトにも適性があります。
- フォークリフトの運転が好きなこと
- 注意力があること
- 丁寧に物を扱えること
など、自分の適した資質を前面に出してアピールしましょう。
筆者は元運転手で、物流現場でフォークリフトの資格保有者をたくさん見てきました。
中には明らかに雑な運転をする人や、しょっちゅう荷物を破損したりリフトをぶつけたりしている人もいたのです。
いくら資格を持っているからといって、適性がなければ採用側も二の足を踏むはず。
自分には適性があるということをしっかりとアピールしてください。
③この仕事を選んだ理由は必須
履歴書の志望動機に欠かせないのが『なぜこの仕事を選んだのか』ということです。
フォークリフトの資格を取得したきっかけや、資格を活かした仕事をしようと思った動機は具体的に書くことで良い志望動機になります。
またなぜ応募先の業界や企業を選んだのかということも大切な要素。
『フォークリフトの資格を活かした仕事がしたかった』という軸に、なぜなのかという具体的な理由を加えて書くようにしましょう。
フォークリフトの資格を活かした履歴書のポイント
フォークリフトの資格を活かした履歴書を作成するには、絶対に忘れてはいけないポイントがあります。
採用担当者にささる履歴書にするためのポイントをご紹介しましょう。
結論から書くこと
志望動機など、履歴書で文章を書かなければいけない場合は結論から書くようにしましょう。
- 自分の一番アピールしたいことを書く
- なぜそのように感じたのか肉付けする
- 最後に結論をもう一度述べる
文章の構成としては2=1+1が鉄則です。
私は◎◎なので、貴社の求人に応募しました。なぜなら……
という書き方をするように心がけてください。
『△△で、◇◇で、◎◎です。』と理由を列挙してもまとまりがない文になってしまいます。
採用担当者に伝わりやすく、わかりやすい文章にするためのコツを覚えておくことがポイントです。
具体的に書くこと
企業に応募しようと思ったきっかけは、できる限り具体的に書きましょう。
『御社の企業理念に共感して……』というような曖昧でありきたりな表現では、個性がありません。
近年ではネット上に多くの例文が掲載されています。
引用してきただけの文章は、応募者との個性が合わないと採用担当者に違和感を与えてしまい、書類選考の通過率が落ちてしまいます。
具体性のないあいまいな文章よりは、ちょっとしたきっかけでも自分の言葉で具体的に書いてある方が良いです。
いきなり文章にするとダラダラとした感じになるので、先に理由をピックアップしてから肉付けをしていくことをおすすめします。
自分の言葉で書くこと
志望動機を書くときは、自分の言葉で自分らしさを前面に出すことがポイントです。
先に述べたように『誰かほかの人が書いた文章』や、『ネット上に溢れている例文の引用』はすぐにばれてしまいます。
間違ってもどこかから引っ張ってきた文章を志望動機に書くことだけはやめましょう。
語彙の種類や文面などは個性が強く感じられるものです。
仮に拙い文章だとしても、一生懸命さや熱意が感じられる方が良い印象を与えます。
自分の言葉で、自分の思いをしっかりと伝えることを心がけてください。
ネガティブな内容は書かないこと
志望動機にはネガティブな内容は書かないようにしましょう。
特に前職の退職理由や、転職しようと思ったきっかけについては、ポジティブに書き換える必要があります。
人間関係・労働環境・待遇など、不満があったから転職するというのも一理ありますが、ネガティブな内容は採用担当者に良い印象を与えません。
退職理由 | 与える印象 | ポジティブな言い換え例 |
---|---|---|
人間関係が悪かった | ・うちの会社でももめ事をおこすかもしれない ・周囲の人とうまくやれないのでは? | ・周囲と協力しながら仕事がしたいと思ったので~ |
上司が悪かった (パワハラなど) | ・上司に対してずいぶん生意気なことを言う ・自分にも非があったのでは? | ・自分の良いところを活かした仕事がしたいと思ったので~ |
実績を評価してもらえなかった | ・事実関係を確認できない ・本当にその実績を挙げたのか? | ・自分のポジティブな面を発揮したかったので~ |
同じことを言っていても与える印象はかなり異なりますよね。
ネガティブな印象を与えても良いことは何もないので、できるだけポジティブな内容を心がけてください。
希望する業界の研究を行うこと
志望動機を書くときには、業界の研究をしっかりと行いましょう。
業界のことを知らなければ、上っ面だけの曖昧な内容になってしまうからです。
特にフォークリフトは多くの業界で需要があるため、異業種からの転職の方も多いでしょう。
採用担当者が求める志望動機は、いかに具体的かということ。
異業種からの転職であれば、希望する業界の動向や将来性、特徴などを理解した上で志望動機を書くことがポイントです。
企業のホームページの会社概要などは情報の宝庫なので、しっかりとチェックしましょう。
フォークリフトの履歴書に関するQ&A
フォークリフトの資格を履歴書に記載するときに、『こういう場合はどうしたら良いんだろう?』と悩むことがあります。
ここではフォークリフトの履歴書に関する質問と回答をピックアップしてご紹介しましょう。
フォークリフトの資格は免許じゃないの?
正式にいうと、免許ではなく資格です。
フォークリフトの資格を履歴書に記載するときは『フォークリフト運転技能講習 修了』と書きます。
フォークリフトの資格は都道府県労働局長登録教習機関が主催する国家試験です。
運転免許のように更新が必要なものではなく、一旦取得すればずっと有効な資格なので、取得しておくことで転職に有利に働く業界もあります。
正式名称で書かなければダメ?
履歴書に書く資格は正式名称で記載します。
基本的に履歴書に書く学校名・企業名・資格・免許などは、正式名称で記載するのがセオリーです。
フォークリフトの資格は2種類あります。
正式名称 | 概要 | 取得条件 |
---|---|---|
フォークリフト運転技能講習 | 荷重1トン以上の場合 | ・フォークリフト運転特別教育の受講 (各事業所で実施) ・フォークリフト運転技能講習の受講 (各都道府県の労働局長に登録を受けた教習所で実施) |
小型フォークリフト特別教育 | 荷重1トン未満の場合 | フォークリフトの運転の業務に係る特別教育を受講 |
自分がどちらの資格を保有しているのかを確認しましょう。
中には『フォークリフトは運転できるけど資格はない』という方もいるかもしれません。
敷地内での操作は可能でも、無資格の場合は事故などが起きた場合に雇用者が罰せられる可能性がありますので、資格を取得してから転職することをおすすめします。
どんな仕事でも記載する必要はある?
フォークリフトを利用していた仕事は記載してください。
アルバイトや派遣などの場合も、ちゃんとした経験になるからです。
- 業種
- 扱っていた荷物
- フォークリフトを運転していた頻度
などを書くことで、良い自己PRになります。
まとめ
フォークリフトはさまざまな業界で必要とされる資格です。
履歴書に記載するときは正式名称で書くことがポイントになります。
フォークリフトの資格は2種類ありますので、自分がどちらの資格を保有しているのかを確認し、間違いのないように記載してください。
またフォークリフトの資格は比較的取得しやすいため、資格を持っていない人がフォークリフトが必要な業界へ転職する場合は、資格の取得をすることをおすすめします。
『なかなか情報収集が思うように進まない』『志望動機のアピールポイントがわからない』という方は、転職エージェントを活用してみましょう。
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