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トラック運転手の旦那との生活はどんな感じ?
トラック運転手の旦那さんとの生活について、妻はどう感じているのでしょうか?実態を知りたいと思い、かなり突っ込んだ質問をしてみました。
給料は悪くない
長距離トラックの運転手の奥さまKさん。Kさんに生活の様子を聞いたところ、次のような本音を聞くことができました。
「うちの旦那は、関東から九州まで長距離のトラック運転手をしてます。稼ぎは悪くありません。大変そうだけど、好きでやってる仕事だから、本人もあんまり文句も言いませんよ。
15年前に結婚してから、私は専業主婦です。仕事しようとも思ったんだけど、旦那の給料で十分生活できるし、かえって家にいないと困ることもあるから、甘えさせてもらってます。
ボーナスを合わせると、年収で800万円くらいかな。地方に住んでるので、家も持てたし、子ども達の学校や習い事に積極的に参加できてます。」
旦那さんは運転手歴が長く、何度か転職をしているそうですが、現在の会社には10年以上勤務しています。
Kさんはとてもしっかりした姉御肌の女性です。子どもさん達の部活や習い事もKさんがすべて担っているので、旦那さんは安心して仕事ができているのかもしれません。
仕事に関係する出費が多い
Yさんは、自分自身も運転手です。トラック運転手の旦那さんとは違う会社で、ダンプに乗っているバリバリのトラガールですが、困ったこともあるようで……。
「うちの旦那は中距離の運転手やってます。基本は中距離なんだけど、忙しいときや人出の足りないときは長距離もあって、超不規則な生活ですね。
不規則だから、ほとんど食事は外。一度真夏にお弁当持たせたら、食べる時間が遅くなったせいで食中毒起こしちゃって。それからは、外食ばっかりです。ほとんどコンビニなんじゃないかな。
旦那の会社は制服がなくて、作業服は自腹。トラックの内装なんかもいじって良いんだけど、それも自腹。稼ぎは悪くないけど、かなり仕事に関係する出費が多いのがダメですね。
効率からいえば、私の方が良いと思う。単純に勤務時間は私の方が少ないのに、給料は同じくらいだし(笑)長く過ごすトラックの中を快適にしたいのはわかるけど、全部自腹っていうのがちょっとね。」
Yさんの旦那さんの運送会社は、融通が利くものの、基本的には自腹だそうです。制服があったり、トラックの装飾を禁じたりしてくれれば良いのに……とYさんは少し不満そうでした。
家事・育児はワンオペ
筆者の後輩のMさん。Mさんは職場結婚で同期の運転手と結婚しました。旦那さんはかなり稼ぎが良いので、専業主婦になったのですが……。
「うちは母子家庭なんじゃないかと思うくらい、旦那が家にいません。いても寝てることが多いから、家事や育児は完全にワンオペですね。
同じ仕事をしてたから、どれだけ大変かがわかるでしょ。だからあんまり無理も言えないんですよね。
今は子どもも大きくなったから良いけど、小さい頃はもう大変で。旦那がいないから、全部一人でやりました。今でもたまに嫌味言っちゃうけど、本当に大変だった。
稼いできてくれる旦那には悪いけど、もう少し協力してくれる人が良かったって思うことがあります(笑)」
Mさんは自分自身も運転手だったことから、旦那さんの仕事の大変さがわかってしまうんですね。だから無理が言えない。でもMさんと旦那さんはとても仲が良いことだけは付け加えておきます。
旦那がトラック運転手であるメリット
旦那さんがトラックの運転手であることに、妻の立場ではどのようなメリットを感じているのでしょうか?3人の奥さまにお話を伺いました。
仕事のムラが少ない
Rさんの旦那さんは、店舗配送の運転手です。
「うちの旦那は、ホームセンターの店舗配送をしています。どんなに世間が不景気でも、店舗は開けなくちゃいけないし、商品は届けなくちゃいけないから、仕事がなくなるっていうことはないみたいですね。
コロナが流行り出してからも、かえって仕事が忙しくなったくらい。年末年始やお盆なんかも、まとまった休みが取れなくてかわいそうだけど、歩合の割合が多いから、仕事がなくなると困るんですよ(笑)今のところ、仕事にムラを感じたことはありませんし、不安にも感じていません。」
運転手にもさまざまな職種があります。Rさんの旦那さんのように、店舗への商品配送などは景気に左右されることなく、仕事のムラが少ないようです。
無駄遣いする時間がない
Tさんの旦那さんは、ルート配送の運転手です。運転手だけではなく、管理職としても仕事を任されているようで、かなり多忙な毎日を過ごしているそうです。
「うちはとにかく家にいない(笑)でも旦那なりにやりがいを感じてる仕事みたいだから、文句は言いませんし、私も納得はしています。
旦那は仕事が忙しくて、無駄遣いをする時間もないですね。昔は洋服が好きで、いろいろ買ったりもしてたけど、最近は何も買わないし、欲しいとも言わないです。妻としては無駄遣いしないから嬉しいけど、ちょっと忙しすぎるかなって思うこともあります。」
無駄遣いをしないのは良いですが、忙しすぎるのは身体が心配……。休みをしっかりと取って、身体を壊さないようにして欲しいです。
年齢に関係なく仕事ができる
Aさんは、筆者の大先輩の奥さまです。既に還暦を迎えた先輩は、今でもバリバリ働く現役の運転手。奥さまは頑張る旦那さんを応援しているそうです。
「うちは子どもがいないので、主人がいないと寂しいですね。でも主人の可愛がっている猫がいるので、いつも猫とお留守番です(笑)
主人の会社は定年後も嘱託(しょくたく)で働けるので、主人も頑張っています。仕事には慣れているし、本人が働きたいのであれば、年齢に関係なく仕事ができるのは良いことだと思いますよ。
年金をもらうまではまだ時間があるし、老後を楽しむためにも、しっかりと仕事をしてもらって、貯金しなくちゃって思ってます。」
トラック運転手は資格や免許があれば、年齢に関係なく仕事ができます。特に長く運送業界にいて経験を積んでいる運転手は、どこに行っても重宝されることが多いです。
旦那がトラック運転手だからこそのデメリット
トラック運転手はやりがいのある仕事ですが、妻の立場にとってはデメリットと感じることもあるようです。どんなことがデメリットといえるのでしょうか?
家族の時間が取れない
Sさんのご主人は長距離運転手。長距離運転手ならではのデメリットを感じているそうです。
「デメリット……とにかく家族の時間が取れないことかな。旅行とかも行けないし、GW(ゴールデンウイーク)やお盆とかは仕事のことが多いから。
子どもが小さいときは平日休みでも良かったけど、学校行くようになったら、子どもは土日休みでしょ。旦那は平日休みだから、一緒の時間が取れない。家族全員の時間が取れないことがデメリットですね。」
確かに、就学前のお子さんであれば、平日に出かけることも可能ですが、学校に行くようになると、なかなかそれは難しい……。お父さんは頑張って働いてます!
重労働のせいで休みは寝て終わる
Fさんは宅配便のセンターで働いていて、旦那さんは同じ宅配会社のドライバーをしています。
「宅配って、結構重労働なんですよね。荷物は重いのもあるし、何度もトラック乗り降りして、届けたりしなくちゃいけないし。一日仕事終わるとグッタリって感じです。そのせいか、休みの日はほとんど寝てますね。
子どもと一緒に出かけたりするのは私だけ。旦那はとにかく寝てます(笑)起こすのもかわいそうだから寝かしたままにしているけど、複雑な気持ちですね。もうちょっと休みを有効に使えば良いのにって思います。」
Fさんによると、新型コロナウイルスの影響で、宅配の荷物はものすごい勢いで増えているそうです。それに対応しなくてはならない運転手も大変です……。
昇給はほとんどない
Nさんは、旦那さんの会社の給与体系に不満があるようです。
「うちの旦那の会社は、ほとんど昇給がありません。ベースアップしないから、ボーナスとかも据え置きだし、年収が上がらないんです。
仕事があるだけ良いって旦那は言うけど、これから年を取るんだし、今までみたいに働けなくなるかもしれないんだから、もっと給与体系のしっかりした会社なら良いのにって思います。
転職をすすめても、慣れてる方が良いからってなかなか動かないし。他にもっと良い条件の会社もあると思うんですけどね。」
ブラック企業とまではいかないようですが、身近で見ている奥さまだからこそ、もっと報われる働き方をして欲しいと思っているようです。
トラック運転手の妻たちの本音を大暴露!
今回のインタビューでは、メリットやデメリット、普段の生活以外にも妻たちの本音がボロボロと出てきました。彼女たちの希望で匿名としますが、トラック運転手の妻あるあるの本音を紹介します。
亭主元気で留守がいい
「あまりにも家にいないから、いないのが当たり前になってます。子ども達もたまに旦那がいると気を遣うみたいで(笑)亭主元気で留守がいいっていうのが本音。
この間ちょっと腰を痛めて一週間くらい家にいたんだけれど……早く仕事に行って欲しかった!家にいる状態に慣れてないから、こっちが疲れるんですよ。」
……確かに、わかります(笑)。
母子家庭みたいで寂しい
「母子家庭みたいで寂しいなと思うことがあります。子どもの学校行事や習い事の試合なんかに行けたことはないし、私しかいないから、シングルマザーだと思われてたことが本当にあったくらい。
旦那があんまり家にいない分、私がしっかりしなくちゃって思うけど、何かあったときに頼れる人がいないのは心細いし、たまには家にいろよって思うこともありますね。」
家族のために働いてくれているのはわかるんだけど…ってことですよね。
事故が心配
「車の運転を仕事にしている以上、事故に遭う確率は一般の人よりも高いですよね。実際に何度か軽い事故に遭ったことはあるし。
ニュースで大きな事故が報道されてると、こんな事故に巻き込まれたらどうしようっていつも思います。無事に帰ってきて当たり前みたいに思うけど、もしかしたら……って思いながら、見送ってます。」
こんな奥さんの気持ち、旦那さんわかってますか?心配している家族のためにも、安全運転でお願いします!
まとめ
トラック運転手の妻という立場にスポットを当てて、どんな風に感じているのかを本音で話してもらいました。これからトラック運転手の彼氏と結婚をしようと考えている人や、実際に結婚して不満に思っていることがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
トラック運転手は3K(キツイ・危険・帰れない)などといわれることもありますが、職種が多くあるため、一概にすべての運転手が3Kというわけではありません。
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